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なまもの、けものブログ

70%ニートが、なんてことないことをかくブログです。

「三大欲求」―伊坂幸太郎『ガソリン生活』を読んで

昨日の記事で私は、文学・映画・音楽を

学生の時とはまた違った視点で触れることができるかもしれないと書きました。

解釈が変わった、ということではありませんが、

ニートになったからこそ非常に共感できたことがありましたので紹介します。

 

「(略)・・・いいか、人間には、認められたい、役に立ちたい、褒められたい、という三大欲求があるらしい。だから、金があれば働かないかといえば、そんなことはない。誰だって、役に立ちたい気持ちはある。それが満たされなければ、幸福にはなれない。・・・(略)」(p.44 l.l.3~6)

 

これは最近読んだ

伊坂幸太郎さんの『ガソリン生活』(朝日出版)

にあるセリフです。

この『ガソリン生活』は車好きの方にはぜひ読んでもらいたい小説なのですが、

このセリフに私は思わず、唸りました。

私がニートになってからもやもやと感じ始めていたことをずばりと言っていたからです。

1年前の私が読んでいたら、軽く流していたことでしょう。

「そりゃそうだろ。」と。

 

しかし、この4月から、人に会う機会も学生の時とは格段に減り、

一日外に出ない日も特別なことではなくなっています。

このセリフを読んでから、

今までの人生は無意識的に(欲求する前に)

自然とこの「三大欲求」が達成できていたのだなと思いました。

大学、バイト、遊び、、

何気なく過ごしていた毎日でも、

ノートの貸し借りをしたり、

お客様に感謝されたり、

ただただ笑い合って面白いねといわれたり。

そんななかで知らず知らずのうちに

認められ、役立ち、褒められ ていました。

 

それが、ニートになって人とのつながりが疎遠になって、

いろいろあって、

人と会うのが億劫になってきています。

しかし、

人と会うのが億劫なはずなのに

「誰かのために役立ちたい、何かしたい」

と思う気持ちは、ふつふつと湧き上がってきたのです。

 

その気持ちが、私にブログを始めさせました。

 

些細なブログでも、もしかしたら何十年後の誰かのもとに届くかもしれない。

それだけで、「生きてる価値がある」と感じられるのです。

 

この三大欲求に気づけたのも、これまたニートになったからでしょう。

 

どんな人生でも、三大欲求にはこたえられる生き方をしていきたいです。

いま本能的に感じる、「三大欲求」のエネルギー、一生忘れずに大事にしたいです。

ではまた。