アナ雪、ふたたび。―俯瞰することの重要性―
今日の夕方、サイクリングをしていたら
住宅(一軒家)からものすごい煙が出ていました。
近づいてみると
子どもの叫び声が!!
これはまずいぞと思って、
野次馬として近づいていくと、
なんと玄関前で花火をやっているだけでした。
よかった。
でも
玄関前でやることないのに。。
紛らわしいし、ご近所のトラブルにならないか心配です。
洗濯物干していたらイチコロですもんね。
*
今日読んでいて納得したのがこちら。
本を読み返すことで得られる3つのこと - 読書で本から学ぶブログ
僕は読んだものの内容をすぐに忘れてしまうので、
主に小説で、読み返すのは結構やります。
また、最近は時間ができたこともあって、
中でも文学の「名作」を読み返しています。
再読するときは、
物語の流れ、結末を知っているので
物語を俯瞰して初めから読むことになります。
俯瞰、は初読ではなかなか得られない視点です。
だから、新たな発見があるのかなと思います。
というか、
何度読み返しても新たな発見がある、というものが
名作といわれるものなのかもしれません。
時代を超えても、何度読んでも、
「名作」といわれるものは、心にずっしりとやってきます。
*
今日はお昼に「アナと雪の女王」を見ました。
両親がTSUTAYAから借りてきたのです。
僕は映画館で一度みたので、
今日は2度目のアナ雪でした。セカンドアナ雪。
再読ならぬ、再見です。
ちなみに映画館で見たのは
3D吹替え版で、
今日見たのは
2D吹替え版。
*
やっぱり歌がいいです。
開始30分ほど、
レリゴーのイントロが流れると家族そろって拍手をし、
エルサが足で地面にスタンプして城を築くところでは、
一斉に僕たちも足を床にドンっとやりました。
ただ、中盤以降歌がなくなってくると、
今日は暑いこともあって、集中力が切れてきてしまった。
うとうとしてしまいました。
でも、「最後にメイジェイが聴ける、サイゴニメイジェイサイゴニメイジェイ・・」
と言い聞かせながら、寝落ちすることなく見終えました。
「さむくないわー↑」で上がるところのメイジェイ最高。
*
再見した感想ですが、
映画館と家では、やっぱり違うなということ。
それこそ、再発見したところが結構ありました。
映画館で見たときは、
迫力がものすごかったのですが
視界いっぱいにスクリーンがあるので
どうしても人物の動きを追うのに精いっぱいで、
焦点も主に画面中央に集中してしまいます。
反対に、
今日家でみたときは
迫力は格段に落ちるものの
(家のテレビがそれほど大きくないこともあって)
画面全体をはっきりと視界にとらえることができたため、
四隅までしっかりと見ることができました。
また画面を見下ろす形で鑑賞できるので
時間が経過しても眼の疲労が少ないのがいいです。
小説の再読と同様に、
家での映画の再見は、まさしく「俯瞰」して鑑賞している感じです。
アナエルサ等の主要キャラ以外の
モブキャラの表情・動きもとても豊かでなめらかでしたし、
部屋の模様とか、建物のつくりとか、装飾品の繊細さも
感じ取ることができました。
本当に細部まで丁寧に作られている作品なのだなと
改めて実感できた「再見」となりました。
*
小説や映画に限らず、ドラマも、絵も、音楽も、
再会すると、新たな発見がありそうです。
これって、人との再会と同じです。
初対面のイメージは、会う回数を重ねるごとに
良くも、悪くも、
変容していきます。
付き合うことになった相手の初対面の印象は
実は最悪だった、なんて話はよくあることです。
何回も会うことで、全体像もつかめ、いい部分も悪い部分も見えてくる。
ならば、小説や映画も、
一度見聞きしただけで、
「好き(/嫌い)」と判断してしまうのは危険、ということかもしれません。
本当に自分の好きな(嫌いな)作品なのか、
単に初対面マジックにかかっていただけなのか、
確かめる意味でも
再読(見)は意義のあることだと考えます。
ではまた。