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なまもの、けものブログ

70%ニートが、なんてことないことをかくブログです。

僕は自分の意思で、変態したい。

今日は夕飯を食べながら

虫の変態をひたすら追うというTV番組を見ました。

 

変態とは、

成長するにつれて、形えていくこと。

 

 

トンボ、セミ、カブトムシを扱っていたのですが、

どれもとても面白かったです。

 

あまり食事中にはふさわしくない感じもあったのですが、

生命の神秘というか、

小さな体が秘めているとてつもない生命力が伝わってきて

画面に釘づけになりました。

 

 

気になったのは、

虫たちは、変態のときなにを考えているのだろう

ということ。

 

虫たちに、思考力がどれほどあるのかわかりませんが、

もし僕が、たとえばカブトブシだったら

変態のとき、どんなことを考えるだろうか。

 

 

自分の意思にかかわらず、

幼虫でいたのに、

気付けば膜でおおわれて

なかでドロドロになって

角が生えてきて、

黒々とした兜を身に付ける。

 

とっても怖いです。

僕は声変わりしただけでも

自分が変わっていくことに恐怖を感じたのに、

ここまでの変化は、受け入れられないかもしれません。

 

しかも、

僕は周りの大人を見て、成長したら声が変わるんだということは

知っていましたが、

カブトムシは、ひとりで卵から孵って、

自分がどう成長していくか何の情報も得ずに

ひとりでそのときを迎えるわけですから、

怖さ100倍です。

そもそも幼虫として生きているときに、

いまの姿が最終形態だと思うやつだっているはず。

 

 

もし明日朝起きたら、

自分が繭でおおわれていて、

しばらくして自分がどろどろに溶けだし流動体になったら。

いまの姿が、最終形態ではなく幼虫だったとしたら。

 

たしかに怖いけれど、

すこしうれしい気持ちもあります。

多分それは、

いまの生活にもどかしさを感じているからであって、

そして、なにか大きなきっかけが降ってきてほしいと

心のどこかで思っている自分がいるから。

 

自分の意思にかかわらず、

勝手に地上に出て、

勝手に空を羽ばたけるのなら。

 

それはそれは、たいへん楽なことだと思います。

努力不要。呼吸さえしてればいい。

 

 

でも、人間には変態はない。

いくら寝ても食べても、さなぎにすらならない。

勝手に翼は生えない。

 

地上に出るためには

空を飛べるようになるためには

進化するためには

成長するためには

自分で無理やり変態させるしかない。

 

 

そう考えると、人間って大変だけれど、

良い点は、

変態したくない人は変態しなくても、まあまあ生きられるということ。

そして、変態のタイミングを決められるということ。

 

つまり、

変態するかしないかを、自分の意思で決められるということです。

 

 

この前に春で、

同級生は一斉にさなぎになって地上に出て社会に羽ばたいていきました。

そこに、自分の意思はあるのでしょうか。

 

僕には、自分の意思がなかったから、

カブトムシと同じように強制的に成虫にさせられる感じがしたから、

まだ地下でニョロニョロしている。

 

自分の意思で、僕はそのときを決めたい。

 

社会のレールからはずれたと思っていたけれど、

今日の虫の変態をみて、

自分の意思で変態しようとしている僕の生き方は、

人間らしいともいえるのではないかと思いました。

 

ではまた。