昨今のハロウィンの盛り上がりは、「生きにくさ」の高まりなのか。
こんばんは
今日はハロウィンでした。
街を歩けば、タダで夢の世界へと行けるのかとウキウキしていましたが
電車の中でコスプレをしている人をみて
なんだかむなしい気持ちになりました。
群れているときは、ギャーギャー騒ぐと思うんだけど
電車の中では
1人静かに佇んでいたからです。ゾンビの格好で。
せっかくなら、
電車内でもテンション上げてギャーギャーいっていてほしい。
そのほうが「すごいな」と受け入れられる。
静かに直立しているゾンビを見て、
やっつけ行事感がプンプンしていたし、
「すごいな」、というより、「がんばってるな」
って気持ちの方が上回ってしまい、
瞬く間に夢が覚めた。
不特定多数の子どもの目にもふれるわけだから、
夢を壊さないためにも
コスプレしたら徹底的に役になりきってほしいと思う。
*
それにしても、仮装とはふしぎなものだ。
いつもとは違う自分になるはずなのに
日ごろの制約から解放されたかのように
本来の自分を取り戻しているような気がする。
気味の悪い顔色をしながら
テレビカメラに映って笑顔を振りまく人々を見て
そう感じた。
逆を言えば
化けの皮をかぶらなければ、本当のじぶんを出せない
ということなのだろうか。
最近のハロウィンの盛り上がりは
この世の中での「生きにくさ」の高まり
と無関係ではないのかもしれない。
ではまた。