「風邪をひく」とは、擬似加齢体験である。
こんばんは
30分で人は風邪をひけるかもしれないと昨日は書いたけれど、
30分で人は風邪を治せない。
僕は30時間でも無理だった。
そんなわけで
今日は箱ティシュを鞄の中に入れて家を出た。
鼻をかむ回数は減ってきたが、
駅前で配っているポケットティッシュじゃ質が悪くて
すぐ鼻の下がヒリヒリしてくるからダメだ。
駅前のポケットティシュは、
何かこぼしたときにちょいと拭くくらいの用途にしか使えない。
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風邪をひく、というのは
擬似加齢体験なのだとつくづく思う。
電車内ではすぐ座りたくなってしまうし
階段を上がっただけでポーッとしてくるし
脂っこいものが食べたくなくなるし
パソコンを見ていても、いつも以上に目がショボショボしてくるし
早く寝たくなる。
全部高齢者と一緒。
こんな毎日、おじいちゃんおばあちゃんは大変だ。
身体を生かすために、毎日生きているような、矛盾した感覚。
そういう感覚を日々背負っている高齢者が、
死を近くに感じるのも当然のことなのかもしれない。
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ネギたっぷり食べたから
明日にはきっと若返るんだ。
ではまた。