『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。』を読みました
こんばんは
今日はこの本を読みました。
- 作者: 戸田智弘
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/07/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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発売は2007年と古いのですが、
近くの本屋の「ビジネス」コーナーで平積みになっていて
表紙の偉人名の配置・大きさはどう決めたんだろうと考えさせられたので
読んでみようと思いました。
著者は、大学卒業後メーカーに就職し、3年たったときに辞職した経歴をもつキャリアカウンセラー。
99の名言を手掛かりにし、著者の経験に基づいた「働く」観について、かなり丁寧にわかりやすく書かれてます。
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この、99の名言がとっても面白い。
もちろん「働く」に対する考え方は人物の数だけあるため
多角的に、ずっしりと考えられる。
ただ、フリーハンドで円を書くとき、
何度も何度も重ねて書いていくときれいな円が見えてくるように
99の名言にも漠然と通ずるものがあって
それが、本書で一番伝えたいことであったりもする。
いま僕はバイトでなんとか働いているけど
連休明けの明日から、もっと考えて人「と」動きたい、
と思わせてくれるような1冊だった。
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ただ、この本のネックなところは
名言が(著者の思い通りに)抜粋されているというところだろう。
名言たちはとても興味深いのだけど
あくまで著者の「働く」観の説明を補強する位置づけなので
著者の思い描くストーリー上での名言解釈が読み手に押し付けられる印象がある。
なので、自己啓発本が苦手な方とかはとくに
本書の名言部分だけをザッと読んで
気になった名言の原典にあたってみる
という使い方がいいかもしれない。
いわば、名言カタログとして本書を使うわけだ。
そうすれば、もう一歩踏み込んで「働く」について考えられるし
それを著者も望んでいるように感じる。
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働くという人生の「応用問題」は、僕みたいな人間にはすぐに解けないし働き始めたからって解けるわけではないし、自分で考える続けるしかないみたい
っていういままで僕が思っていたことは間違いじゃないことは分かった。
ではまた。