アンバランスマッサン
こんばんは
やっとマッサンが動き出した、と思う。
お茶の間をイライラさせているマッサン。
エリーの努力をことごとく
「そんなのだめだ!」っていうくせに
ウイスキーとはかけ離れた
パン焼くぞっていったり
金に釣られそうになったり
自分勝手もいいところです。
ってドラマをみているときは母と一緒に
我が家もイライラしているのですが
イノッチと有働さんのウケが終わったあたりから
「いやいや、自分だってマッサンみたいなものでしょ」
と己にツッコミを入れるようになります。
むしろ、マッサンみたいなでっかい夢もないのだから
マッサンをあーだこーだいう立場にもないのです。
*
人のだらしないところをみると
自分のことを棚に上げて判断してしまっている。
これを客観的っていえば聞こえはよくて
長所にも一応なると思うけど
自らを省みないのはいけない。
客観的でもなく、自分勝手でもなく。
あいまいなバランスをとれているのが理想だと思うのですが
なかなか難しい。
しかも、この「あいまい」っていうのが重要で
完璧にバランスが取れた(目指す、もそうかもしれない)人間は
「魅力がない」っていわれるだろう。
だけど
この世界に生きていると
完璧にバランスを取れるように生きましょう
ってなんとなく言い聞かされ育てられるから、
わけがわからなくなるのだ。
*
白黒はっきりしなくてわかりにくくて不安定で人をイライラさせるマッサンのような生き方のほうが
マッサンをみてイライラする視聴者よりも
よっぽど魅力があるように思える。
はっきりしなくても、あいまいでも、いいのだ。
ではまた。