街から彩が消えた日。
こんばんは
いつも行っているコンビニのおじさん店員が
今日から真っ赤な帽子を被っていたので
ぞっとしました。寒い朝でした。
街から鮮やかな色が抜けていく。
選挙も終わり
紅葉も終わり
街を歩いていて、目の冴えるような色が視界に入ってこなくなった。
通り過ぎる人は
暗い色ばかり着てるから
街はますます真っ暗になる一方で
突き抜ける青空と日差しでなんとか
あかりを保っている。そんな感じ。
だから、
さっきはぞっとするなんて言ったけど、
燃えるような赤を被っている店員さんは
暗くなった街に少しだけ、彩を与えてくれる、
僕の視界のパセリ的存在なのだと気付いた。
明日も近くのサンタに会いに行こう。
ではまた。