置き引き被害アナウンスが、冷たい風にのってやってくる。
こんばんは
今日はバイトがなかったので
図書館にこもっていました。
静かな場所が大好きな僕は
こうして一日を過ごすのが至福なのですが
図書館にも、静寂を破るものがあります。
それは、館内放送。
2~3年前くらいからでしょうか
2時間毎くらいに、アナウンスをするようになったのです。
「最近、盗難被害が相次いでいます」から始まるこの放送は
(2~3年間ずっと同じ音声で「最近」っていうのもおかしいのですが。)
置き引きにあわないための注意事項を優しく利用者に語りかけます。
・貴重品を持って、立ち歩くこと。
・居眠りをしないこと。
僕が利用している限りでは
そんな光景が起こるとは考えられないくらい平和な雰囲気なのですが
館内放送開始と時を同じくして、
警備員が巡回するようにもなりました。
*
図書館以外でも
家の近所のスーパーで
「置き引き被害多発」っていう看板が設置されるようになっているし、
スポーツセンター通いが日課の母も、自転車の鍵を盗られてしまったと聞いた。
物騒だ。
人と人とのつながりが昔と比べ疎遠になってきているからだろうか、
冷たい世の中になっている気がする。
この冷たさは、三本の矢なんかじゃどうにもならない。
昔の冬は、もうすこし暖かかったのかなあ。
つながりが密すぎるのも、暑苦しいけど、うらやましい。
ではまた。