だから、アンダーグラウンド買ってきた。
こんばんは
今日は地下鉄サリン事件の発生から20年。
当時の映像には、
僕がよく使っていた(いる)路線だったり降りたことのある駅で
多数の人が倒れている惨状が記録されていた。
いまの平穏な雰囲気からは、想像がつかない。
あんだけ平和な国だとかいうけど
たった20年前には、とんでもないテロ集団が存在した事実は忘れてはならないと思う。
子どもの頃は、こういうことをする人は「例外」であり、真正面から向き合っても何一つ分かり合えないから考えるだけ無駄だ、と避けていた。
アンダーグラウンドも、オウムのノンフィクション?興味ないなあと読んだことはなかった。
ただ、ちゃんとした身分をもたない僕はいま、客観的にみて「ヘンな宗教に入ってしまいそう」な存在だと思う。
たしかに、この浮浪者の生活を続けていると宗教にのめりこんでしまう人の気持ちが少しは分かる気がする。ただ、これが実際信仰などの行動に移せるかどうかというと、そこには大きな隔たりがあると感じるが。
現代社会が、物足りなさやあきらめを感じた若者を生んでしまいテロにまでつながったのは確かだし
自分がその「若者」のはしくれである以上、この事件に無頓着でいることはできないとニュースを見ながら思った。
いまだにオウムが姿かたちを変え若者を取り込み続けている事実を知り、なおさらそう思った。
こんな自分だからこそ、知ることは義務のような気にもなった。
だから、アンダーグラウンド買ってきた。
いま、読み始めてる。
読み始めてみて、
こんなときに的外れなことかもしれないけど
本の力ってすごいなと思った。
ではまた。