なまもの、けものブログ

70%ニートが、なんてことないことをかくブログです。

季節のはざま ―花粉燕―

こんばんは

 

今日は家の近所で今年初の燕を観測した。

今年のはつつばめは、スワローではなくスワローズだった。

毎年巣をつくっている場所があって、

その近くの電線につがいが仲よさそうに囀りあっていた。

 

この囀りに乗って、いよいよ夏が来る。

 

初観測のものがあれば、観測が終わるものもある。

花粉がおおむね終息したそうだ。

今年は「当たり年」だというから薬を服用してたが

シーズン到来しても、実感としては辛くなくて

途中で薬を飲むのをやめてしまった。

 

いつも思う。

スギもヒノキも、サクラみたいにパッて飛散してパッと止めばいいのにって。

それなら花粉症とも付き合いやすくなるのにって。

 

でも、こうも思う。

勝者は、敗者がいて成り立つ。

好きなものは、嫌いなものがいて成り立つ。

サクラのはかなさ、美しさは

同時期にウジウジ飛散し続けるこれらの木があることによって

際立っているんじゃないかって。

もしかしたらサクラの強力な圧力によって

悲惨な飛散を続けさせられているのかもしれないって。

 

だから、

僕は花粉飛散終了のニュースをみて

「引き立て役ご苦労様でした」

って思うようにした。

 

季節のはざまにいる僕は

為す術もなく移り変わる周りの景色に

「この世には無駄なものはない」と意味づけていくしかない。

 

 

ではまた。