僕を待ち受ける波は
こんばんは
今日説明会に行った会社のアンケート(という名目で選考で使うのだ。)が、
あなたの人生を心電図のような波線グラフにしてみましょう、というものだった。
生まれてから今まで、どのようなことがあって
それを今振り返りどのように位置づけているかを図解しろというもの。
人生のピークに近いコトガラだと位置づければ上にいくし、
人生のどん底に突き落とされたコトガラがあれば下に行く。
激動の人生を送っていれば送っているほど
振れ幅の大きい
心拍数高めのグラフができるというわけ。
僕は、ここ数年は振れ幅の多いグラフとなったけど
それまでは、ご愁傷様・・としかいいようのない
振れ幅のない心拍数ゼロな人生を送ってきたことが一目瞭然だった。
よく言えば、安定した人生ってことなんだけれど。
ああ、なんだかんだ人生のほとんどは何もせずとも恵まれて生かされてきたのだなと思い知った。
*
完成したグラフを見て、
僕はなんだか
グラフの幅が、心の幅に結びついているんじゃないかと感じた。
幅が広ければ広いほど、心も広いんじゃないか、と。
なぜなら、僕は振れ幅の大きかったこの数年で、
いろんなことを受け入れる能力が格段に上がったと思うからだ。
柔軟になったというか、柔軟にならざるをえなかったのか
そこらへんはよくわからないけれど
ときどき、俺は神か?神なのか?と疑ってしまうくらいの寛容さを持つようになった。
多分、いろいろな経験をしたからだと思う。
しかも、その経験は表面的にみるとマイナスなものだったからだと思う。
でも、そのおかげで心のキャパがちょっと緩く広くなった。
*
もし、大学卒業して
みんなと同じように就職していたら
もちろんそこでは波乱万丈が待ち受けていただろうけど
そこまで幅の振れるような時間にはならなかった気がする。
だから、僕は長期的にみると間違った選択をしていないのかもしれないと思った。
正しい選択にしていかなければならないと思った。
これから僕は、どんな心電図を、どんな波形を描く人生を送っていくのだろう。
突き抜ける振れ幅は、命を失いそうでちょっとこわいけど
すこしくらい荒波がさざめいていていてほしいなと思う。
ではまた。