太陽貯金
こんばんは
明日から天気が悪くなると聞いて
太陽を体に貯めておきたくなった。
インドア派の僕だが、
今日は思い切って公園のベンチに腰掛けて
読書をしたり、勉強をしたり、瞑想をしたりしていた。
平日昼間の公園ほど平和な場所はない。
同じ時をすごすパークメイトは、幼児たちか老人たちばかり。
人にまみれた渋谷スクランブル交差点の1秒よりも、
緑にまみれた公園の1秒の方が何倍も長く感じる。
渋谷の1秒が早すぎるのか
ここの1秒が遅すぎるのか
半日公園で過ごすだけで
「効率的」という言葉はネガティブワードに成り下がる。
*
帰宅すると、僕は左半分だけ赤くなっていた。
蚊に刺されたのではない。
日に焼けたのだ。
6月初旬だからといって油断していた。
日焼け止めを塗っていくんだった。
一応、木の下のベンチを陣取っていたから
直射日光は避けられていたはずなのだが
西向きに座っていたため
身体の左半分が思った以上に太陽の攻撃を受けていた。
あ、攻撃なんていっちゃいけませんね。
だって今日はそもそも、太陽を貯めるために重い腰を上げたのだから。
明日はぐづつきそうだけど、
僕は左腕の赤みを見て太陽に思いを馳せよう。
ではまた。