終戦記念日 ―私たちに戦争を教えてください―
こんばんは
寝ぼけた頭で図書館に行き
半旗が掲げられているのを目にして
そうだ今日は終戦記念日だったと思った。
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そんな感覚の僕だから
今日のフジテレビの終戦特集はとても興味深く見ていた。
出演者おかしいだろ、と非難するツイートもあったけど
この番組は若い世代をターゲットにしているということが明確であり
かつその世代は戦争に無関心で知識もない者が多いということを考えると
適切な出演者と内容だったと思う。
NHKやTBSと似たようなことやっても、意味がない。
質問の質が低いとか、表情がおかしい、とかいうけど
僕も実際、体験者の方を目の前にしたとしたら同じような感じになってしまうだろう。
どの方も、当時の記憶を鮮明に憶えていて
言葉に力強さがあったから、それだけで圧倒されて言葉を失ってしまうかもしれない。
うなづくことしかできないかもしれない。
だから、「よくできた」質問が書かれたカンペを読み上げるのではなくて
「変な」質問でも勇気をもってぶつけていたから
僕の心に響くものはあった。
つたないけれど、つくられた会話ではなかったと思う。
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人間を人間と思わず「敵」だとして殺し合うのが戦争。
それはよくわかった。
ただ戦争特集をみていると、
戦争だけが特別に人が人を殺している異常事態みたいな印象をうけるが
それは違う。
戦争でなくても、殺人が当たり前のように行われている現実も忘れちゃいけないと思う。
こんなにも平和な世の中になったのに、
日本は他国との戦争を繰り返していないのに
人を、相手を、人間と思わずにけなし、殴り、殺していることが
社会の中で、小さなコミュニティの中で日常茶飯事に発生していることは、やっぱりおかしい。
戦争であろうとなかろうと
知り合いだろうと他人だろうと
人の命を奪うのは
やっぱりおかしい。
ではまた。