いまいちだった
こんばんは
あーあ、やっちまったやっちまった。
面接、全然言葉が出てこなかった。
いや、言葉は出てきていたけれど
自分でも何を言っているのかわからなくなっていた。
今日は涼しかったけれど
あの面接中は寒すぎて凍りそうだった。
*
面接何回やってんのかわかんない。
普通のコミュニケーションはとれているけれど
今日みたいに、面接官の態度によって
簡単に僕の精神が左右されてしまう問題がある。
大変で、なかなか解決できない大問題である。
日ごろ、他人の顔を窺ってしまっているから
しょっぱなから無関心な態度を取られると
途端に動揺してしまう。
焦る、オーバーラップ、制御不能、◇▼&#*?¥・・・
*
帰り、東京駅に寄り道。
お盆休みは過ぎたはずだが
大きなキャリーバックをもった人が、予想以上にいた。
若者がたくさんいた。
僕もはやく旅に出たい。
なんなら、このまま寒い方へと行ってしまおうかとも考えたけど
お財布には2千円しか入っていなかった。
*
「面接、どうだった?」
母は優しく聞いてくる。
僕には槍のように感じる。
「いまいちだった」と答えるために発せられた声は
ほんとうにいまいちな声で、びっくりした。
いまいちな日だった。
ではまた。