蔑視ループ
こんばんは
いま日本を動かしているおじさんたちが理想としているものって
いったい何なんだろうと思う。
彼らが社会人になったときは
景気もよくて
失敗しても、いやほとんど何もしなくても業績と収入は上がっていった
というイメージを僕は持っている。
その世代すべてに当てはまるわけではないけれど
いま重要なポジションにいる人についてはそうなのではないかと思っている。
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さいんこさいんたんじぇんと。
僕が数学を挫折した瞬間だ。
高校2年、三角関数の意味不明さに
僕は文系の道を進むことを確信した。
だから、理系の人をみると
とりあえずすげえ、と思う。
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女子に三角関数の教育は必要ない、という失言。
そもそも、男女で教える科目を分けてもよいと考えられる頭というのが
僕にはない。
でも、40代以降の人は何の抵抗もなく受け入れたのではないだろうか。
家庭科は女子のみ、技術科は男子のみ、だった世代は。
最近「女子力男子」とか騒いでるけど
そういうレッテルを思いつけるのも、男女別が日常だったこの世代なのではないかと思う。
いま日本を動かしているおじさんたちは
自分が間違っているとは、なかなか思わない。
自分を理解してくれない変な時代になってしまった、と思うだけだ。
そしてその姿を見ている若い世代は
面と向かって間違いであることを指摘しない。
カチカチに固まった頭には、
どこをどうしようと、もう手遅れであることを分かっているから。
間違った価値観が染みついているおじさんだけにはなりたくないと思ったけれど
どうすればそうなれるのだろうか、
そもそもおじさんたちが独自の思考回路を保持し続けるのは
若い世代がおじさんたちを無意識に蔑視している点もあるのではないか
と思った。
敵じゃないのだから、お互い寛容になる必要がありそう。
ではまた。