「平成の野口英世」を知らなかった僕。
こんばんは
ノーベル賞ウィークが今年もやってきた。
早速医学・生理学賞で「平成の野口英世」とも言われる大村教授が受賞。
「平成の野口英世」なはずなのに、知らなかった自分が恥ずかしかった。
年間3億人に役立てられているワクチンを開発された、偉大な研究者であるらしい。
結局、自分の身の回りに関係ないことは
いくら世界を救っていることであっても、たいして耳に入ってこないのだ。
そういうもんなのだろうか、この社会は。
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でも、この教授を知らなかったのは僕だけではないはずだ。
メディアもいい加減じゃないか。
新聞は前日になってようやくノーベル賞の特集を組みだすし
結果が発表されればカメラが殺到して
「いったい、どういう研究なんでしょうか」
「この喜びを誰に伝えたいですか」
「座右の銘はなんですか」
とか聞いちゃうんだから。
なんだか、
いままでの成果よりも
ノーベル賞をとったことの方がすごい、みたいな雰囲気なのは変。
ノーベル賞に値する研究を
いままで国民に、いや僕に周知させられなかったことを
そして予想候補すら外したことを
反省する気持ちがあってもいいと思う。
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あと気になったのは
中国人女性研究者が受賞したニュースがバッサリいかれてること。
ノーベル賞側が2人目の大村教授を読み上げたところで
映像が切り替わってしまった。
差別とまではいかないけれど
これは国別対抗でもなんでもない「ノーベル賞」なのだから
3人目に読み上げられた中国人研究者に、もう少し触れてもいいんじゃないだろうか。
どうせ、その名前が読み上げられる映像の時間10秒のかわりに
専門でもないコメンテーターが「すばらしいとおもいます!(キリッ)」
っていうだけなんだからさあ。。。
ではまた。