なまもの、けものブログ

70%ニートが、なんてことないことをかくブログです。

マイ・グローバリゼーション ―中台首脳、歴史的握手―

こんばんは

 

 

また、こじまよしおってしまった。

そう、また面接でへたこいたのである。

もうここまできたら、

苦手とかそんなんじゃなくて

俺はなにかに憑りつかれてでもいたんだと思う。

でもまあ、いっか。

 

 

 

 

僕が面接官の前で見事な舞い上がりを披露さしあげていたときに

同じアジアのどこかで

歴史的な握手が行われていた。

台湾と中国。

ビジネススマイルの2人を見て

僕は大学入りたてのころを思い出していた。

 

 

 

なにかグローバルなかっこいいことしてみたい、

そんなきっかけで

日本語を教える授業のボランティアをやっていた。

なんの能力もない僕でもできる、身近なマイ・グローバリゼーション。

 

実際行ってみると

留学生が集まるクラスはほとんどアジア出身の人で

僕の想像している「グローバル」とはすこし違う。

でも、その発音は口のどこから空気を出せばできるのかと

相手の顔面を凝視せずにはいられなくなるような

未知の言語しか飛び交っていなくて

とても新鮮だった。

 

ボランティアの日本人学生は

だいたい一人の留学生の隣に座って、会話の相手役をしたりする。

問題演習のときとかは、

早めに終わると自由に会話しても問題ないから

互いの国のことを話すことができる。

僕は言語に興味があったから

だいたい彼らの「お国の言葉」を教えてもらっていた。

 

あるとき、中国語を話す留学生を担当したときがあった。

例によって、時間が余った時に

僕は「お国の言葉」を教えてもらう。

同じ音でもアクセントによって4つに区別できるんだよ、と

四声の違いをすごく丁寧に教えてくれた。

僕がマネしてやっても、なかなかうまくいかない。

ただそれだけでも、ものすごく楽しかった。

 

 

僕はそんな気軽な流れで、

中国について聞いていた。

彼は

台湾出身なの、

と切り返してきた。

ああ、そうなのか、と

僕はすぐに台湾の話題にしたけれど

授業が終わってから

すごく失礼なことをしてしまったんじゃないかと思った。

 

世界史で大学受験をしたから

最低限度の知識は持っていたはずだった。

ナイーブな側面があることも、知っているはずだった。

それなのに、とっさの場面で

先入観をたよりに会話を展開してしまった僕。

別に、留学生は気を悪くしたわけではないけれど

僕はそれから恥ずかしくなって

図書館で台湾の歴史について勉強しなおした。

 

これこそが、本当にしなければいけない歴史の勉強だと思った。

 

 

こんな大学入学当初の記憶を思い返していたら

今日へたこいた自分がなさけなさすぎる。

僕の内に在ったはずの

マイ・グローバリゼーションとやらは

いつどこに置いてきたのだろう。

いや、置きはせずに閉じ込めているだけだと願いたいが。

 

ということで、TOEICの勉強を再開しようと思います。

 

ではまた。