なまもの、けものブログ

70%ニートが、なんてことないことをかくブログです。

憂鬱なジャガイモ

こんばんは

 

今日のお昼ご飯は初めて入った定食屋さん。

小さいところで、厨房が丸見え。

僕が注文した料理の調理を始めると

付け合わせの茹でたジャガイモがぽとりと床に落ちた。

あはは、よくあるよくある、

とレストランのキッチンで働いていたことのある僕は

当時を思い返した。

 

 

いや、思い返そうとしたけどできなかった。

次の瞬間、調理人はそのジャガイモを

素早く素手で拾い上げ

もとの茹でた鍋に戻したのだ。

そのときに発したポチャンという音、

僕はいまでも鮮明に憶えている。

あれが、たぶん「食品衛生」の対義語なんだと思う。

 

それからというもの、

まるでスネイプ先生の危険薬調合をみるような感じで

僕は調理人の動きを凝視していた。

調理人はポチャンとやってからも

まさしくスネイプのように表情を崩さずに黙々と工程をこなしていたから

というか、客前でもこんな道外れた行動が平然とできているのだから

この調理人は、この店は、いつもそうなんだろう。

 

調理人は笑みを浮かべながら

僕に、ジャガイモが付け合わせてある皿を出した。

せめて微笑むのはやめてくれと思った。

ジャガイモ、やっぱ食べらんなかった。

絶対無理だ。

 

 

でも、なんも言えなかった。

勇気もなかったし、

呆れたし、

急いでいたし、

なんかもしかしたら僕の「衛生基準」が間違っているのかもしれないと思ったし。

 

ランチタイムの憂鬱によって

こんなにも一日の評価が変わるのかと思います。

憂鬱な一日でした。

 

一応ジャガイモ付近のものには手をつけなかったけれど、

どうかどうか、お腹こわさないことだけ祈ります。

 

ではまた。