今年の決意、今年のうちに? ―相次ぐ引退・卒業発表―
こんばんは
今年の汚れ、今年のうちに!
は、大掃除を促すCMの謳い文句ですが
最近、今年のうちにケリをつけておきたいという著名人が
人生の決断をしているのをよく目にします。
今日もFNS歌謡祭を楽しみにみていたら
下町ロケットを意識したとしか思えない顔のドアップが画面いっぱいに映し出され、
アイドルが卒業発表した。
時間をいただいてごめんなさい、ってカメラに向かって言ってた。
歌うという番組主旨とは外れる内容のことを
時間を「いただいて」発表できるだけの力を持っているということなのだから
堂々としていればいいのに。
変に謝る方が、
「視聴者・出演者にきちんと配慮できるワタシ」を演出しているように受け取られかねない。
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世界のサワも引退発表。
いつまでも第一線で続けられているようなイメージを勝手に描いていたから
自分の力が水準に達していないという言葉に驚いた。
あれだけのスーパーヒーローでも、
人間であることには変わりないんだと思った。
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人間であるとはなにか。
そのことを考えさせられたドラマ「無痛」が終わった。
痛いのは、苦しい、辛い。
けれども
人間であるならば受け入れなければいけないもの
人間を人間たらしめてくれるもの
でもあるという考えには非常に共感できた。
僕の経験上、
痛みを知れば、やさしくもなれると思っている。
このドラマは出演者がみんなよかった。
なかでも、中村蒼。
こんなすごい演技ができる人が、
僕と同年代にいるんだと思うと
毎回目が離せなかった。
今後の出演作も楽しみな俳優の一人になった。
ではまた。