脇役が光った、下町ロケット。
こんばんは
下町ロケット最終回、
いいムードだったのに
小泉孝太郎のあからさまな泥まみれヒゲ姿で
一気にバカにされた気がしたが
面白かった。
小説を読んでないからわからないけど
椎名の性格からして
自信満々の製品を佃に見せびらかすなら
ガッチガチに外見もキメてくると思うんだけどなあ。
だって、腐ってもNASAですよ。プライドも全然折れてないんですよ。
外見をキチッとして、
でも
以前より痩せて
開発した部品を持つ手がゴツく、シワシワになっている、という演出だったら
腑に落ちるんだけどな。
納得いかないので、原作よんでみよっと。
*
このドラマは、俳優ではない人たちの活躍が光った。
まず、ひるおびでお馴染みの恵さん。
フレンドパークでの鮮やかなエアーホッケーの手さばきのように
押さえるポイントをしっかり押さえて物語を先導していた。
そして、「めざまし」といえば、の高島彩。
「ごめんなさ~い、○○座のあなたでえ~す」の語り口調とは一変した
静かなセリフ回しで、かつ華もある。
辛い思いもあった出産を経験したこともあってか、
「死」に対する眼差しは、胸に迫るものがあった。
そしてそして、忘れてはいけないバカリズム。
バカリズムだ、ということはわかっているのに
何にも変装も口調も変えておらず、まんま「バカリズム」なはずなのに
サヤマの落ちこぼれ技術者にしかみえないほど溶け込んでいるのは
すごいとしか言いようがない。
イイ奴にも悪いヤツにも見える、グレーな雰囲気は
全ての人に演じられるものではない。
イカ大王を凌ぐ芸人俳優になっていくのかなと思う。
俳優でなくても
知名度もある器用なタレントを使ったほうが
宣伝もできるし、話題性もあるし、いい演技をするし、
といいことずくし。
バルブ開発並みに、
俳優のポジション争いも今後し烈なものになることを
このドラマは教えてくれた気がします。
ではまた。