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なまもの、けものブログ

70%ニートが、なんてことないことをかくブログです。

ALSアイスバケツチャレンジの功績と、3つの危惧。

こんばんは。

 

最近SNSをにぎわせている、氷水を頭にかぶるムーブメント。

アイス・バケット・チャレンジ、とか

アイス・ウォーター・チャレンジ、とか

急におしゃれ感がなくなる

アイス・バケツ・チャレンジ、とかいう言われ方をされています。

 

この運動は

ALS(筋委縮性側索硬化症)という難病への寄付を集めるためにアメリカで始まったものです。

指名された人は24時間以内に日本円にして1万円ほどの寄付をするか、もしくは氷水をかぶるか、を選択しなければなりません。

(一応ルールとしてはどちらかを選択するようですが、実際は氷水をかぶることを選択した人のほとんどが寄付もしているようです。)

 

動画では

①自分に指名をしてくれた人の名前を言う

ALSへの思いなどのメッセージ(自社の宣伝活動をする人も。。)

③氷水バーン

④3人指名する

という流れ。

 

この指名された3人が、24時間以内にアクションをおこしていくわけです。

そうして連鎖が続いていく。。

 

アメリカではじまった運動ですが、日本にも波がやってきており、

今日はソフトバンクの孫さんが見事なかぶりっぷりを披露していました。

 


Masayoshi Son accepts ALS Ice Bucket Challenge ...

 

ビル・ゲイツはさすがの出来です。


Bill Gates ALS Ice Bucket Challenge - YouTube

 

 

僕は、アイスバケットチャレンジをALSの啓発・寄付集めの方法として使うのは

すごくいいことだと思う。

 

僕がALSについてきちんと知ったのは、三浦春馬くんが主演した『僕のいた時間』というドラマだった。

就職活動放棄して、自暴自棄になっていたときに見ていたドラマで、ALSの理解とともに「生きること」についてとても考えさせられた。僕がいま躓いている程度で人生に絶望しているなんて恥ずかしくて言えないと思ったし、「生きる」ことを選択し、できることを必死にしていこうと決意した主人公に見習わなければならないと思った。

 

とってもいいドラマだった。

 

 

でも視聴率がそこまで芳しくなかったせいか、ドラマをやってもALSをメディアでとりあげることは多くはならなかった、と思う。

 

他にALSに触れる機会といえば、ALS患者でありながらメディアにも出て活動を行っている広告プランナーのヒロこと藤田正裕さん。

 

ただ、ヒロさんがテレビに出演されるのも限られていて、ほとんど教育・福祉系のテレビ番組。

 

「普通に」暮らしていたらALSについて知る機会はごくごく僅か。

 

多くの方に知ってもらえることは本当に難しいし長い道のりです。

 

でも、今回のアイスバケットチャレンジで多くの人がALSを知るきっかけになった。

関係者の方は、本当にいまこの現状に喜んでいると思う。

寄付がたくさん集まってほしい。

 

 

ただ、なんかひっかかることがある。

SNS」「指名」「24時間以内」というキーワード。

どうしてもネックノミネーションを思い出してしまうのです。

 

ネックノミネーションとは

ネック(一気飲み)+ノミネーション(指名)を合わせた言葉。

SNS上で指名された人は、24時間以内にアルコールを一気飲みしている動画を撮影し投稿し、2名を指名する。

指名された人はゲームを受けなければならない。

 

一時期アメリカで流行し(今はもう廃れたのかな。)

死者も出ていることから「死のゲーム」とも呼ばれたものです。

 

 

ネックノミネーションと類似している点があるということに関連して、

僕が危惧していることが3つあります。

 

⒈寄付だけする人に対する世間の目

アイスバケットチャレンジは、

その行為自体危険な行為ではないし、

やりたくなければ寄付をすればいいだけです。

ただ、著名人がことごとく氷水をかぶっていることから

氷水をかぶらず寄付のみすることを選択した人が「ノリが悪い」と思われてしまうのを僕は危険視しています。

 

爆発的に広まっているために

動画の中でALSに対する思いとかを割愛して、見せ物としてただ氷水をかぶっているものも増えてきていて、

寄付<氷水、になっている感じもする。

やる側も、見る側も、単なるエンターテイメントではないことを忘れてはならないと思う。

寄付は、立派なアクション。超ノリ良い。

 

2.一過性

ここまで大きな広がりを見せているのには

「24時間以内」という時間制限が設けられているからだと思います。

いま、連鎖のスピードは上がる一方。

ただ、この連鎖がどこまで持つか不安です。

一発屋芸人のように、

拡散のスピードが速いものは、収束のスピードも速いのですから。

 

小島よしおのように人とギャグが直結しているものならばまだいいのですが

批判的意見でよく言われていることですが

氷水をかぶることとALSに直接の関連性はない

ALSではなくてエボラ出血熱でも、この運動は成立してしまうのです。

寄付が集まったから、じゃあ来年特効薬開発できます、というものではないし

長期的な支援を必要としていると思うので

爆発的な広まりを、どうやったら長期的な支援に結び付けられるかが課題になってくると思います。

ネックノミネーションは動画を見て楽しんだところがゴールだけど、こっちは動画を見たところがスタート地点。

まあ、一過性でも取り組みとしては充分大大大成功なのですが。

 

3.一般人への波及

いま日本では、著名人の間で広まっているのですが

3人指名していきますので、いつかは一般人にも回ってくるかもしれません。

回ってこなくても、友達の間で自然発生するかもしれません。

そのときにネックノミネーション化してしまうのをとても恐れています。

 

そもそも、大金持ちなら、1万円の寄付など虫けら以下みたいなものでしょうが

庶民の金銭感覚からすれば、きつい。

しかも、著名人は氷水かぶったうえに寄付までしているから

一般人が氷水かぶっただけで寄付しないと

「氷水かぶっただけかよ」という感じにもなりかねない。

 

そして、社会人グループで流行するならまだいいと思うのですが

学生間で広まりでもしたら、

ALSのことなど忘れ去られてただの氷水かぶりゲームとなり

氷かぶり、ペンキかぶり、と、かぶるものが多種多様になり、

拒否したら飲み代おごり、もしくはあの議員のようにグループ退会させられる

というゲームルール改変(改悪)が容易に想像できます。

 

そうなると、

本来の目的とは外れてしまうし、ALSのイメージが悪くなるという困った事態になる。

 

一般人には、氷水の波はやってこないほうがいいのかも。

 

 

ということで、

オマエ心配しすぎだよ、といわれればそれまでですが、

 

いま氷水動画を楽しんでいる人

①寄付だけする人も超ノリいい人だと認識する

②氷水かぶった人が増えても、すぐに問題解決にはならないことを知る

③『僕のいた時間』みよう

 

今氷水をかぶろうとしている人

①動画では必ずALSについて言及する

②著名で金持ちな人限定で指名する

 

学生は

①軽い気持ちでマネしない

②『僕のいた時間』みよう。多部ちゃんかわいいよ。

 

というのを僕はお願いしたい。

 

ALS以外にも、

この世には難病といわれるものが数多くある

僕の知り合いにも、難病と闘っている人がいる。

これをきっかけに、難病に対する関心が高まってほしいと願っています。

 

ではまた。

 

 

 

 

ノベライズ 僕のいた時間

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99%ありがとう ALSにも奪えないもの (一般書)

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