高倉健というスター
こんにちは
いままで見ていなかったが
この機を逃してどうすると思い
TVでやっている高倉健作品を録画して見ている。
昨日は『幸福の黄色いハンカチ』を見た。
年月を経ても、若いころと雰囲気が変わっていないことにさらに驚いた。
僕があと30~40年経っても僕のままなのだろう。当たり前だけど。
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この前には、ロゼッタが彗星に初着陸するというニュースもでていて
宇宙がますます近くなっている印象がある。
彗星というと、
地上から見ると尾を引いて流れる光源というイメージだけど
ロゼッタがとらえた姿は
いびつな岩の塊のようで、きらめきなどなかった。
太陽のように自ら輝く星もあるけど
「銀河のスター」のなかには
いろんな力によってはじめて輝ける星があることを知る。
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「銀幕のスター」高倉健という人間は
作品やインタビューを見ていると
どこまでも、彗星のような「スター」だったのだなと思う。
スターというのは自ら輝けない。
多くの人の力をもらって輝かせてもらっている。
そういう考えが彼の中にあって、彼の行動を、生き様をつくりあげていたように感じる。
「高倉健と同じ日本人でよかった」
ってインタビューに答える人やらコメンテーターがやたらいたけど
そして僕も同感だけど
それは同時に
高倉健のような日本人が少ないということを意味しているんじゃないか。
僕のような若い世代も、もちろんだけど
高倉健作品を見て育ってきたはずの年代はいまこそ
「輝かせてもらっている」という精神を
思い出して、行動を変えていくべきなのかなと思った。
ではまた。