「心がポキッとね」第一話を見た感想。
こんばんは
新しく始まったドラマ「心がポキッとね」を見た。
ドラマのタイトルの通り、
心がポキッとなってしまった(ている)4人が
同じ屋根の下で四角関係ですったもんだやる物語。
阿部サダヲ演じる春太が冒頭で着ていた
青ギンガムチェックシャツにグレーパーカーっていう組み合わせは
僕がよくしている服装で
なんなら昨日着ていたまんまであったので
ドラマ開始5分で
共感アンテナがビンビンになりました。
先ほど書いたように、
登場人物の4人はみな心に傷を負っているのですが
一様に「傷」といっても
人それぞれ深さや角度は違うし
それにより向き合い方が微妙に異なっている。
その違いが微妙に、でも鮮明に表現されていたので
ドラマを見ながら、
なんて人の心って難しいのだろう、と当たり前のことを考えていたら
あっという間に星野源の曲が流れて(この曲がザ・星野源って感じのメロディでとってもいいんだなあ。)1話が終わっていました。
次回予告を見る限りでは
ラブコメ要素が多いのかなと思いましたが
並行して4人の心の「ポキッ」も語られていくのだと思う。
僕もこのままポキッてしまうのかなと不安になった時期があったけど
もし、あのまま境界を越えてポキッてしまったならと考えると
家具みたいに簡単には修復できないのではないか、と強く感じる。
おそらく修復しようと思い立つことは簡単だと思う。
ただ、心機一転しようとどんなにがんばっても
言動の端々に、不意にあの「ポキッ」た時の傷痕が染みだしてきて
ああ、自分変われてないじゃん、ダメなままじゃん
って自覚してまた古傷を開く羽目になってしまう悪循環が待ち受けているのだと思う。
簡単に人はポキッから立ち直れない。
そんな甘いもんじゃないと思う。
このドラマの登場人物もそうだ。
死にそうな心にとんでもない負荷をかけて、傷めつけて
治すというよりも、ひとまずは「ポキッ」と付き合って生きていかなきゃいけない。
たかがドラマ、たかがフィクションかもしれないけど
ポキリかけた人間としては
この4人がどんな葛藤をして、未来に光を見出していくのか、それともどこまで堕ちていくのか、非常に興味がある。
岡田惠和脚本はときにドキュメントを超えるリアリティがあるから、なおさらこの4人を見守っていきたいという思いが強い。
来週からは裏で堺雅人のドラマが始まるらしいけど
それは録画にして、こっちを見ようと思う。
ではまた。