海の日に、しぼんだミミズ
こんばんは
今日は海の日。
って気づいたのは、
月9をみている最中でした。
主人公たちの年齢設定と、もろかぶりなので
ああ、あの曲聞いたなとか
ああ、ワンピースあの辺だったかとか
ああ、恋しちゃったんだ~歌いまくったなとか
すぐに思い出がリンクしてくる。
あのときを「懐かしい」という感情で振り返ることで
時の流れを感じる。
もう5年以上前なのか。
今日はひたすら歩いていた。
目的なんてない。
こうして歩いているうちに、ふっと内定が降ってくればいいのにとか
考えてた。
愚かだ。
今日も暑くて、全身から汗が噴き出る。
この汗が、正しい汗なのだと思う。
あんな面接でかく汗は、罰すべき汗。
罰すべき汗をかかないようにするために
今日ですべての汗を出し切ってしまえたらいいのにとおもうけれど
際限なく僕の体から出てくる。
いくら僕が怠惰になろうとも生理現象は狂わない。
生理現象だけが、いまの僕の良心になっていやしないかと
不安になる。
後半は疲れてきて、自然と顔は下を向く。
雨と晴とが不規則にやってきているからだろうか
干からびたミミズがそこらじゅうにいた。
ドーナツ型に群がるアリたちの真ん中に、しぼんだミミズ。
ちっぽけな生のサイクルに、押し潰れそうになった。
家に帰ると、首相がテレビに出演していた。
彼は、干からびたミミズを見たことがあるのだろうかと思った。
ではまた。