虎穴に入らずんば虎子を得ず ―著書リンクが2つあるのは意図的?―
こんばんは
河野太郎氏がブログをリニューアルしたようだ。
自民党でありながら
脱原発を一応主張して注目を集めていた存在。
その上、意見発信を躊躇なくやっていて
僕も河野氏の話を聞く機会があった。
*
今回入閣するにあたり、
個人の意見を抑え、内閣の一員として全力を尽くす
というのがリニューアルの目的と読み取れた。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
という締めくくりが、なんとも効いている。
脱原発を主張してきたことは
まさに「虎穴に入らずんば」状態だったはずだ。
党内からは冷ややかな見方もあっただろうが
それでも自身の主張を表明し続けてきたからこそ
認知度を味方につけている。
そこから、入閣するために
また違った「虎穴に入らずんば」状態になるとは。
今度は自身の主張を殺すというリスクをとることになる。
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でもよく考えたら
ただし、なにかしら党に所属している議員なら
この程度のリスクは抱えて当然なのではないか。
党、あるいは政府と自分の意見が
完全に一致するなんて、きっとないのだから。
河野議員は異端児でもなんでもない。
だから、ブログをリニューアルした河野「大臣」の今後を
しっかりと見ていきたいと思う。
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ひとつ気になったのは
下のリンクの欄に
「河野太郎の著書」リンクが2つあったところ。
宣伝したい気持ちがやまやまなのでしょうか、
そのページにいってみると
「原発と日本はこうなる」
「「原子力ムラ」を超えて」
むむむ、
このリンクが2つあるということが
せめてもの抵抗のような気がしてきました。
ではまた。