「勝手に」赤くなった月を見ながら ヒトの世界に生きることの難しさを考えた。
こんばんは
今日は皆既月食でした。
帰り道、みんな空を見てた。
空を見ると、月があったかそうに赤く色づいていた。
本当は欠け始めからゆっくり見たかったのだけれど
来年の4月にはまたあるらしいから、そのときにとっておこう。
やることが、またひとつ増えた。
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月が欠けたり、赤くなったりするのは
みんながいる、この地球のせい。
でも、あんなに離れていて、
しかも意図してやったことでなくて自然になっていると、
自分とは全く無関係に、
一連の出来事が起こっているみたいだ。
勝手に赤くなって、勝手に欠けて、勝手に元通りになった、と感じる。
月にしてみりゃ、いい迷惑だ。
「お前のせいだぞ」ということもできずに
赤くさせられた顔面を、いつもは目もくれない多くのヒトに
じろじろみられるのだから。
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僕たちの世界にも、似たようなことがある。
誰かが恥ずかしがったり、あるいは怒ったりして
顔を真っ赤にしているとき
自分とは全く関係ないことだと思っていても
ダイレクトに自分が原因だったってことがある。
無意識に、人を喜ばせ、傷つけているときがある。
月は天気予報で、正確に秒単位で発生時刻が分かるけど
人はわからない。いつのまにか、赤くなっていて
いつの間にか元通りになっている。
人間の世界って、本当に難しい。
気象予報士の資格の合格者は4%らしいけど
人間予報士の資格の合格者は、0%に近いだろう。いないかもしれない。
だから、楽しいこともたくさんあるんだけど。
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「勝手に」赤くなった月を見ながら
ヒトの世界に生きることの難しさを考えさせられました。
ではまた。