『グッド・ウィル・ハンティング』―ベンチに花束を―
こんばんは。
今日は映画鑑賞をしました。
午前に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を、
午後に『グッド・ウィル・ハンティング』を見ました。
どちらも、録画しておいたもので、初めて見る映画でした。
(画像 Good Will Hunting - Wikipedia, the free encyclopedia より)
『グッド・ウィル・ハンティング』、とてもよかった。
インパクトが大きすぎて、まだ消化しきれていないので、内容にはあまり触れずに
感想を書きたいと思う。
*
なにしろまず、この映画はセリフがとてもいい。
セリフの一つ一つ全てが、愛おしいほど洗練されていて
それを役者の方々が、巧みに命を吹き込んでいた。
映画の冒頭、出演者等がテロップで流れるときに
「Written By Ben Affleck and Matt Damon」
と出てきて、「えっ!?」と一時停止して検索。
マット・デイモンがハーバード大在学中に執筆したものが元になっていたのですね。
「映画の脚本も書けるのかー、すごいなマット・デイモン」
と思って再生ボタンを押して続きを見たのですが
マット・デイモンの脚本だなんてこと、途中から忘れてしまいました。
ものすごく引き込まれたからです。
印象的なラストシーンまで見終えて
改めて「Written By Ben Affleck and Matt Damon」のテロップを見たとき、
ああ、こんなすごい脚本を書けてしまうなんて天才だなと思いました。
軽く「天才」だなんて評さない方がいいけれど
演技も含めて、マッド・デイモンは才能のかたまりだと思う。
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この映画を見るに至ったのは
ロビン・ウィリアムスの訃報があったから。
ニュースなどで出演作を振り返っているとき、代表作としてこの作品が取り上げられていたけれど、僕は見たことがなかった。
ロケ地であるベンチに多くのファンが詰めかけて花束を手向けているニュースの映像をみて、TSUTAYAで借りてきて見たいと思っていたところに、BSで放送されると知って録画したのだ。
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今日、というかこの時期に、この作品に出会えたこと。
23年間の人生の中で、これほどまで『グッド・ウィル・ハンティング』に勇気と感動をもらえるときはなかったかもしれない。
そう感じるほど、生き方に迷走している僕には、共感できるところがたくさんあった。自分に喝を入れられている気さえした。
「自分は何をしたいのだろう。」
この映画を見終わった後、何度も自分に問いかけた。
自問し続けても、考え込んでしまう。答えは出ない。
わからない。
天才でもなく、可能性もそれほど広がっていないのに、
わからない。
この映画を見ても、そこまでは教えてくれない。
ただ、
この映画を見たら、どういう風に歩んでいけばいいか、
というか自分の選んだ道をこのままとりあえず自信もって進んでみようという気になった。
そして、自分の欠点も浮き彫りになった。
ほんとうに、人生のこの時期に、『グッド・ウィル・ハンティング』に出会えたことに感謝したいと思う。
これからも、人生の節目節目にみたい映画の一本である。
*
最後に。
僕もあのベンチに行って花束を手向けたくなった。
ありがとう。
ではまた。