試食マジック
こんばんは
今日はいつもと違うルートで帰ってきて
普段利用しない駅周辺をぶらついていたら
真新しいおいしそうなお菓子屋さんがありました。
吸い込まれるように中に入っていくと
なんとまあ、見事に試食が充実しているではありませんか!
高額品をのぞいて、4~5割の商品は試食があったと思います。
オープンしたばっかりのようだから、宣伝を兼ねて特別なのかもしれませんが
昼ごはんをロクに食べていなかった僕は
むさぼるように品定めをするように
どれを買おうか迷っている表情を浮かべながら
全てを制覇しました。
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買うつもりなど、ちっともなかったのに
ものすごい品数を食べてしまったので
店員さんの笑顔を見ると少し罪悪感を感じてきて、
1つくらい購入した方がいいかなと思ってきてしまい
(これ、完全に店の戦略にはまりました。)
安いけど美味しかったお菓子を買ってしまいました。
*
で、帰ってきて家族と一緒に夕食後に食べたのですが
口にいれ味わうと
頭のなかにモヤモヤが充満してきました。
「あれ、こんなもんだったかな。試食した時はもっとおいしかったんだけどな…」
試食した時よりおいしさが半減しているのです。
・・・試食用は特別おいしいのを出していたのか?
・・・いやいや、そんなのするはずはない。
考え込んでいくうちに、騙された気分になっていく。
最終的に、最大要因は試食時に僕は疲れて空腹だったことだと結論づけましたが、
それでも、試食マジックにかかっていたと思います。
(小さい頃連れられて行ったスーパーマーケットの食料品売り場の
細切れになったウインナーの試食はなんとおいしかったことか。)
楊枝に刺さった一カケラがかける魔法は、とてつもなく強大です。
試食は、とてもうまい。倍うまく感じる。
なんで試食はうまいのだろう
少しの量だから?無料だから?立って食べるから?
いろんなことが考えられますが、プレミア感があるのは間違いなさそう。
今度から、試食するときは
「試食マジック、試食マジック」と言い聞かせながら
パクリとしたいと思います。
「あの菓子店やりおるなあ。」
まんまと戦略にひっかかったくせに
その事実を受け入れたくなくて
なぜか上から目線であっぱれを送る僕なのでした。
試食大好き。
ではまた。