「しくじり先生」のヒロシにジーンとしたとです・・・
こんばんは
しくじり先生に出演しているヒロシを見た。
「一発屋」となってからの苦悩、そして苦悩、またまた苦悩。
でもその苦悩があったから、
見に来てくれるお客さんの純粋な笑いに気付き、救われたというお話。
とても身に沁みた。
僕にも、大学を卒業したからこそ
ありふれた、ふつうの「幸せ」に気付くことができたという経験があるから
彼の話には共感する部分が多かった。
いい話で終わらせることなくネガティブ芸で締めるところもね。
僕は最近面接を受けているのだけど
やっぱり話題の中心はこの1年間になる。
大学卒業して何をしていたか、
なぜその選択をしたのか、
それによってあなたにどんな変化があったのか。
端的にいえば、
【「自分探し」して、結局自分見つかりましたか?】
というところだろうか。
僕の答えは、今日のヒロシの答えとほぼ似通う。
それを実体験を例に挙げながら言っている。
プライドがへし折られ地面に突っ伏したところから見た世の中の辛さと温かさ、
何気ないところに転がっている幸せ、
自然に湧き起こる他者への純粋な感謝の気持ち。
僕に何の力があるかわからない。
どんなに力説しても、面接官の心には響かないかもしれないし
第一それが伝わっても採用するか否かとは直接関係ない。
でも、僕と対面している面接官は「社会」の象徴だと思ってしまうから、
少しくらいレールを外れたって学ぶこともたくさんありますよ~だからそんなに偏見の目を持たないでください~って熱を込めて伝えたくなる。
僕だけでなく、僕と似た境遇の人のためにも、伝えたくなる。
自然と力を込めて話してしまうし、言葉を尽くす。
「あんまり、既卒であることをアピールポイントにしちゃだめだよ」
とハローワークの人は僕に言ってくる。
たしかにそうだし、僕の最大のストロングポイントにするつもりもない。
でもやっぱり面接が始まると圧倒的に聞かれるから
答えなくてはいけない。伝えなくてはならない。
新卒の学生ばっかり相手にしている面接官が、
僕に「既卒」レッテル貼りをどうしてもしたいんだと感じる場面も多々ある。
でも、答えなくてはいけない。伝えなくてはならない。
そこからなんとか僕を理解してもらうしかない。
学生時代のことをちっとも聞かれない面接もあるから
難しいものだ。それは僕の力不足で、日々改善しているところ。
ただ、志望動機とかを話しているときも
この1年間の既卒時代のことを話しているときの方が
自分らしく自然に話せているような気がする。
それは事実に偽りようがないから、というのもあるけど
自分一人だけの言葉ではなく後ろからたくさんの思いに支えられているからなのかな、とも思う。
ではまた。