27時間テレビを見て、フジテレビはこのままでいいと思った。
こんばんは
27時間テレビ、今年もぐうたら見ていた。
本気でありながら、面白さも忘れない岡村ダンス大久保マラソンは
見ていて感動したし、「フジテレビらしいなあ」と思った。
たけしの火薬田ドン、昼にやった歌番組も含め
あれだけ大掛かりに真剣にバカをやれるのは
フジテレビしかできないものだ。
ただ、製作費が限られているからだろうか
思いっきりのよさに欠け、妥協的バカをやる場面もあって
限界を感じさせる27時間であったようにも思う。
また、VTRのコーナーが随所に見られたのは残念だった。
生だから起きるハプニングが27時間テレビの面白さでもあるのに
編集され、完成されたものをみても、ああ時間つなぎなのかなとしか感じなかった。
めちゃイケがメインといいながらも
ナイナイと中居が奮闘していた印象。
それ以外のメンバーがそれぞれコーナーを持てていれば
「全員本気」が伝わってよかったのになあ、と思う。
*
僕は誰が何と言おうとフジテレビが好きだ。
それは単純に、幼少期に華々しかったころのフジテレビの番組を見ていたこともあるけれど
あのやや押しつけがましい笑いが、好きなんだと思う。
お涙ちょうだいの感動VTRより、よっぽど
「ああ、テレビ見てるなあ」という感じにさせてくれるからだ。
僕にとってテレビは脱力させてくれるもの。
嫌なことがあっても、ちょっとだけ忘れてくすっとさせてくれるもの。
そんな、ちっぽけすぎる元気をくれるもの。
つまんねーつまんねーとかいいながら
ダラダラみて、たまにくすっとできれば、それが僕にとっての最高のテレビ。
時間を無駄遣いして、結果的に心がすこし充足するのが、テレビ。
それを一番提供してくれるのが、フジテレビ。
視聴者を置いてけぼりにしていく、と言われる面もあると思うけれど
僕にとっては、バカ騒ぎをできる点で一番視聴者に近いと思っている。
たぶん、今回の27時間テレビは視聴率よくないんだろう。
「いうても、そこまで俺らのテレビ局は危機じゃないでしょ」という
楽観的なメッセージさえ伝わってきた。
でも、それでもいいのかもしれない。
いままで視聴率をとれていたほうが不思議だったと思えばいい。
本気で番組をつくってくれて、
たまに僕をくすっとさせてくれれば
僕はいつでもフジテレビを好きでいられると思う。
それにしても、エガちゃんとホリケンは最高だったなあ。
ではまた。