ジロリアンになりたくて―とてつもなく食べるスピードが遅い僕―
こんばんは。
突然だけど、僕はラーメン二郎に行ったことがない。
友人に「二郎に食い戦いに行こう」といわれても断ってきた。
食わず嫌いをしているわけではない。
行ってみたいのだ。とても行ってみたいのだけれど、行けない。
なぜなら、僕は食べるスピードがとてつもなく遅いからだ。
二郎のルールとか、きちんとは把握していないのだけれど、
ジロリアンの友人に聞いた限りで考えると、
僕は確実に二郎イズム(リズム)の破壊者になってしまう。
だから、二郎の前で行列を作っているツワモノどもを見ると
「すげーな勇者だな」と思いながらそそくさと立ち去る。
牛丼屋とか行って並を頼んでも、後から来た隣の人の方が大盛りを頼んで先に食べ終わってしまうこともしばしば。
敗北感を、そのたびに味わう。
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今日も、猿の惑星を見ながらご飯を食べていたら
食後のアイスを食べ終えたと同時に映画が終わってしまった。
映画が面白かったからということもあるのですが、
思い起こせば今日の昼休みも1時間のうち
おにぎりとパンをひとりで黙々と食べるだけでも20分はかかっている。
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だから誰かとご飯(昼食)に行くときは、なるべく自分から話しかけない。
そんなことしていたら、確実に食べ終わるのが遅くなってしまう。
相手の話をうなずくことだけに徹して、必死で咀嚼してようやく、
相手と食べ終わるタイミングが一緒になる。
女の子とご飯にいくときは、あまり気にしなくても大丈夫だけど
それでも、気を抜いていたら女の子の方が先に食べ終わっていたことがある。
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なぜこんなにも遅いのだろう。
噛むスピードが遅いのか、噛む回数が多いのか、
口にいれる量が少ないのか、
自分では自覚がないのだけれど、
人に言わせると、「全体的に動作が遅い」のだそうだ。
何を口に運ぶか選ぶ動作も、一口分つかむ動作も、口に持っていく動作も
噛む動作も、飲み込む動作も、飲み込んでから次に口に入れるものを選ぶ動作も。
どうも、全部が問題みたい。
こまったこまった。
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もちろん、食べることが苦痛なわけではないんです。
むしろ大好きで、一口一口が愛おしくて、このような状態になっている、と思う。
良く噛んでゆっくり食べることは健康にいいっていいますし、
直さなくてもいい気がしますが
早く食べられる選択肢も持っていた方が、現代社会で生きやすいのではないでしょうか。だから、早く食べられるようにもなりたい。
いつか、
友達とご飯にいったときも、にやにやしながら「大盛りでっ!」って言いたい。
そして、二郎デビューしたい。
ではまた。