なまもの、けものブログ

70%ニートが、なんてことないことをかくブログです。

葉の一生を感じるから、紅葉がきれいだ。

こんばんは

 

日が暮れるのが本当に早い。

暮れ始める時間も早いし、

夕焼けになったかと思うと、ドッと暗くなる。

 

紅葉狩りの季節。

カエデとか、イチョウとかの鮮やかな発色を見ると

木が着飾っているのに僕も負けまい、と

寒くもないのにマフラーをおしゃれに巻きたくなる空気に包まれる。

 

 

家から最寄り駅までの道には、でっかい桜の木が何本もある。

春はたくさんの人がつめかけるし

夏は日陰に、梅雨や時雨のときは少しの雨宿りになる、

いわば街のシンボルだ。

 

ただ、この季節はあまり注目されない。

通り過ぎる人も、上を見ることはない。

 

桜の紅葉って、心をくすぐられない人が多いみたいだけど

僕は好きだ。

 

なんで日本を代表する木なのに

紅葉は注目されないんだろう。汚いから?珍しくないから?・・

秋空をバックにしてしばらく眺めながら考えていた。

 

風に揺られハラハラと落ちてくる、すごい量の葉たち。

キレイなオレンジだ。

茶色の葉もあるから、オレンジカーペットとまではいかないのが残念なのだけど

道の上まで、秋色だ。

 

 

この葉っぱは、最初はきれいなうす緑だった。

僕はこの葉っぱたちが芽吹くところから見ている。

大きくなって、濃くなって、そして褪せてきたんだ。

 

 

僕が桜の紅葉を好きなのは

その葉の成長を、一生を、見続けてきたからかもしれない。

 

紅葉について考えていたら、葉っぱのフレディを読み返したくなった。

 

 

葉っぱのフレディ―いのちの旅

葉っぱのフレディ―いのちの旅

 

 

僕の紅葉観のほとんどは、この本からできている。

20過ぎても、子どものころに根付いた自然に対する見方って

変わっていないような気がする。

 

ではまた。