石橋は渡りきっても叩きつづけろ
こんばんは
「勝ったと思ってしまった時点で、もう勝負はついていた」
こういうことなのだろう。
勝負に挑んだが、あっけなく敗れた。
感触はすごくよかった。勝者になったと思った。
ようやく努力が報われるときがきたのだと思った。
乗っていた。
勢いではなく、調子に乗っていたのだ。
僕は調子に乗ってイケイケドンドンできる性格ではなく、いつも悪い結果になる。それは人生が証明している。ただ、あまりにもはじめの感触がよすぎた。これってオレ覚醒しているのか!!とも思った。実際は、本来の自分を見失い、浮遊したまま時間を過ごしていたのかもしれない。同じ失敗を繰り返す。
僕のような人間は結局、いつ何時であれ石橋は最後まで叩いて渡るべきなのだ。
最初の一打ちで強固な岩質だとわかっても、とにかく叩き続ける手を止めてはいけないのだ。むしろ渡りきっても、叩き続けるべきなのだ。
常日頃からそう思っているくらいでちょうどいい。でないとまた、すぐ調子に乗って叩くことを止め前を見ず川に一直線しズブヌレになるから。ズブヌレたくせに「冷たいの気持ちいいな」とか変な思考回路になるから。
どうしたら調子にのらないようになるのだろう。自制してもとめどなく湧き上がってくる「中二全能感(中二病)」は、こんなに失敗を積んでもなぜなくならないのだろうか。
僕は、この「中二全能感」をコントロールできたときが、真の大人になることだと思っている。よくもわるくも。
藤岡弘、に聞いてみたいものだ。
ではまた。