「あなたがこれまでの人生において影響を受けた本は何ですか」
こんばんは
先週から、
空いている時間はES作成に取り組んでいる。
ES、つまりエントリーシート。
企業の採用において、最初の関門となるもの。
時間をかけて、経験と発想と言葉で勝負できるから
僕にとっては面接よりも自分を出せる、気がする。
ここ3日くらい、同じ質問で手が止まっている。
「あなたがこれまでの人生において影響を受けた本は何ですか」
一般の人よりも、読書をしている自信はある。
だけど、こう聞かれたときにパッと思い浮かぶものがないのだ。
幼少期に読んでずっと心に残っているもの
夢中になって徹夜して読んだもの
何度も何度も読み返したもの
思い出にのこっている本はたくさんあるのだけれど
その本に影響を受けたかと言われると、「?」である。
作品についての感想はとめどなく出てくるのだが
それを受けて、自分の中で変化があったような気がしないのだ。
「スラムダンク読んでバスケ始めました」
とか、そんなわかりやすい人生のストーリーが欲しかった。
けど、僕にはない。
この本に出会っていなかったら僕の人生は変わっていただろう、といった本がない。
全然、本から影響受けて人生過ごしてない。
僕にとって、本はそれほどのものだったのかと、衝撃を受けている。
多分本を読んでいるとき、自分と本との間には深い溝が横たわっていて
完全に向こうの世界に足を踏み入れていなかったからなのかもしれない。
なんか悲しくなった。
ささいな影響なら、たくさんあるんだけどな。
読み手からすると、インパクトに欠けるんだよなあ。
ではまた。