アルカイックでさようなら。
こんばんは
先日の無愛想面接の結果が来ました。
さっしーおめでとう! ―AKB総選挙と仏頂面面接官― - なまもの、けものブログ
何故か「通過」でした。
やった、よりも先に、なんで、と口走ってしまいました。
本当に、この世の中わかりません。
わからないから、いただいたチャンスを1つ1つ全力で取り組んでいくしかない。
*
それで、今日だ。
今日は別の会社の面接だった。
(もうね、「8月から」とか純粋に守ってる会社ないんじゃないのって思う。)
土日できちんと自分の考えを言葉にできるようにしていったので
準備は万端、のはずだった。
(「はずだった」を僕は何度繰り返せば成長するのでしょう。)
1次面接だし、10分弱っていうし、とどこかで思っていたのがバカだった。
今日の企業は1次から全力でふるい落としにかかっていた。
かなり荒い目の、ふるいで。
めちゃくちゃ深いところまで聞かれた。
答えに窮した。
流れる沈黙、流れる脇汗、
その流れに乗るように眼球がせわしなく動く。
具体的に言うと、
会社の全体像をきちんとつかんでいるかを試されているような感じだった。
その企業のイチオシの商品やサービス、あるいは僕が面白いと感じたところなど、よくいわれるその企業の魅力とかだけを突いてはこなかった。
僕があまり興味を持っておらず志望動機でも触れていなかった
その企業の別の商品・サービスについて、
こういう部署に配属されたらどんなことがしたい?
っていうか、こういうものがあること自体知ってる?
どんな感想?改善点は?
と矢継ぎ早に飛んできた。
僕は身体の前方を守るシールドを築き上げて、
きちんとヒビが入っていないか念入りに確認して面接に臨みましたが
完全に、背後から撃たれました。
即死です。
網目から、スルスルと自分の体が奈落の底に落ちていく―――
そして、敗北宣言。
でも、少しくらい踏ん張りたかったから、こう言った。
「勉強不足でそこまで考えてきませんでした。~(自分の経験からなんとか話せそうな近い話題を持ち出して・・)ということでも構いませんでしょうか」
面接官「うーん。いいですよ。」
話し始めた瞬間、僕は面接官がやけに明るい表情を見せてきたのに気付く。
まるで仏像のアルカイック・スマイルのようだ。
なんだ、これは。
この、BGMに蛍の光が流れてきそうな雰囲気は・・。
僕は、そのスマイルを見て「これは落ちたな」と思った。
隅々まで企業について把握していなかったのが問題なのは言うまでもない。
しかし、
やっぱり、わからないときは、わからないだけでよかったのかも。
変に弁明みたいに別の質問をわざわざ持ち出して答えない方がよかったかもしれない。質問者は面接官側であるべきだもんなあ。
結果はまだ来ていないけれど、ツメが甘いのが露呈された面接だった。
反省点が多く見つかったので、次回に生かす。
ではまた。