僕が前菜を好きな理由。
こんばんは
今日は家族そろったので
お食事にでかけた。
オシャンティ―なコース料理で
メインとデザートは各自好きなものを選ぶ形式。
僕は優柔不断な性格だけど
料理を選ぶ際はいつも即決。
だって、好きなものを選ぶときには迷うことなんてないのだ。
優柔不断になるのは、嫌な選択肢しか残っていないときだけ。
よって、僕は迷わず牛肉の料理を選ぶ。
*
デザートまで食べ終わって
「前菜が一番おいしかったなあ」と思った。
正確には、いつもと同じように、
「前菜が一番おいしかったなあ」と思った。
僕はよく、前菜が一番おいしく感じてしまう。
あれだけ大好きで美味しかったメインの牛肉よりも
帰り道に一番記憶に残っているのは前菜なのだ。
なぜかというと、
期待を裏切るおいしさ、というのが前菜にはあるから。
「前」とはついていながらも
盛り付けが一番鮮やかで一番キレイなことが多いし
ちょこっとした中に、計算された美味しさが詰め込まれている。
もちろん「前」だから
味の強いものはなくて「計算された」素材の味を生かした料理が多いというのも
前菜が好きな理由だ。
*
今日行ったお店は
きのことれんこんが前菜に使われていて
とってもおいしかった。
そしてメインとか他のお皿で
きのことれんこんが付け合わせでついていていることがあって
みんなは「またきのこかよ」って言ってたけど
ぼくは大歓迎だった。
そう考えてみると
前菜は季節が色濃くでる一皿だから、
季節が好きだから、
僕は前菜が好きなのかもな。
家族と話して笑って
こわいくらい幸せな一日だった。
ではまた。