「書く」ということ。―最強の筆記具=万年筆!?―
こんばんは
今日は青空が広がっていましたが、青の澄み方が完全に秋でした。
今週のお題「書くこと」
僕は小さいころから書くことが好きでした。
「書くこと」といっても、文章を書くというよりも、文字を書くことが好きでした。
習字とか習っていなかったけれど、何かの文章を書きうつすこととか大好きで、漢字練習とかよだれが出るほど楽しかった記憶があります。
いろんな人の字をまねるのも好きで
学校のノートをとるときも、先生の字の形になるべく似せて書いていました。
授業中に話す友達なんていなかったから、こんなことするか、口癖の数を数えるかしか暇をつぶす方法がなかったのです。
口癖直したら人生変わるのかなあ。―「でも」とエゴ― - なまもの、けものブログ
だから、親に何か欲しいものはあると言われたときも
「万年筆!!」
と答えていた子どもでした。憧れの筆記具だからです。
(ハリーポッターを読んでからは羽ペンも憧れですが。)
しかし親は万年筆を欲しがる子どもは少し奇妙だと思ったのか取り合ってくれず
「はいはい、大人になってから自分で買いなさい」と親に言われていました。
親の言うことはとても良く聞く子どもでしたので、
「よーし大人になったら、たっかいの買ってやるんだ」と
中途半端に手を出さないままでいました。
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思春期になり、「万年筆ほしいぜ!!」なんて口に出さなくなりましたが
20歳を迎えたころ、親がイタリアに旅行に行ったときにお土産として買ってきてくれたのです。
ずっと覚えていてくれて、タイミングを見計らって買ってくれたようです。
ドイツのメーカーなのに、なぜイタリア旅行みやげ?と疑問に思いましたがそこは置いといて、とても嬉しかった。
もらった日には一日中サラサラと書き続けていました。
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万年筆は味があるし、おしゃれだし、かっこいいし
自分でももっといいやつを買い足したいなと思っているのですが
手入れも必要な筆記具です。
しばらく書いていないと、インクが固まって書けなくなってしまう。
僕も一度だけ経験があり、人工呼吸で息を吹きいれる思いで
万年筆から固まったインクを除去したことがあります。
書いていないと、書けなくなってしまう。
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これって、「文章を書く」こと自体にも言えるのではないでしょうか。
僕は文章が下手ですが、毎日こうしてブログを書いていると
少しは書くことに慣れて上達したかナなんてすこしは(思い上がりだとしても)実感できる。
やはり、才能のある人は置いといて、だいたいの人は
日常的に文章を書いていると上達するし
書かなくなると、腕が鈍ってしまう。と思う。
そんな、「書くこと」の本質を婉曲的に教えてくれるという意味でも
万年筆は最強の筆記具かな、と思います。
それでは。